桜も満開です

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 人形の夢と目覚め

 少しずつ。。レベルが上がってきましたよ。
 右手の練習が気にっているようで、何度も何度も弾こうとしていますが・・・左手の練習もちょっとやってみよう!と声をかけると・・・

 人形の夢 の冒頭左手は難しい!
 という顔をしました。

 そんなこともあろうかと、コードを先がけて少し学習しています。
 
 5線に書かれた和音の音符を低い音から、1つずつ譜読みしてから・・・これまでに学習した、Cmajr   Cm   Caug    Cdimの4つに当てはまらないか?と検証してみることに。



 赤字は、Cmajrコード。ドミソの和音。
 青字は、Cmajirの展開。ミソドの和音。

 下の部分の赤字は、Cmajrコードですが、オクターブ上になっています。

 今回は、Cmajrだけしか見つけられませんでした。
 Cmajrコードと1つの名前ではありますが、必ずしもドミソの音で表記されているわけではありません。

 楽曲によって、ルート音が変化していきますので、それに伴って、ミソド、ソドミに変化することもあります。





Aちゃんは、展開形には気づかなさそうだったので、少しばかりヒントを与えることに。
 そして、その他の和音については、今回は譜読みをする。ピアノで音を追って弾いてみるというところまでで留めました。
 
 現在は、コードをC を基調として、長3、短3、減3、増3の名前と響きのみ学習しており、今回からsus4を加えたので5つとなりました。
 sus4が終わったら、6。そのあとは、7。できれば9の音も指導したいと考えています。それが終わったら、G。Fというように進めていこうと考えています。





 
 私自身が学童期に習った際には、このコードネームは、習いませんでした。

 自分自身が経験したことのない学習方法を、指導するには、想定される子どもの姿を思い浮かべなければなりません。そのためには、工夫、配慮が必要です。

 昭和時代ともあってなのか、コードを学習できる生徒といえば、エレクトーンなどの電子楽器を学ぶ子どもたちに限ったことだったのではないでしょうか?

 クラシックピアノは楽しいのですが、Jポップなどの楽譜に記載されているコードネーム(その当時はその名前すら知りませんでした)が、何なのか?がわかりませんでした。
 よく見てみると、ギターの楽譜のようにも見えたので頭の片隅で「ギターをならっているわけではないから、関係ない」と思ってしまいました。ここで、しっかりと「これは、何の意味があるのか?」ということを、自分でもっと追求すれば良かったのですが。。。小学生の頃は、気にしていませんでした。

 最終的には、音楽の道に進みたいと思ったため、高校生から電子オルガンを始めたのでした。そのときに、もう一度コードに出会いました。

 コード。
 なんて便利でおもしろいのだろう? もっと早く会いたかった。と何回、何十回と思ったかはわかりません。
 
 この便利で楽しいコードを、これまで数十人の子どもたちに指導してきました。

 経験上、コードを学んだ子どもたちは、ピアノ学習をある程度終えると、ギターを習ったり、ドラムを習ったり。。。 ブラスバンド部に入部するなどなど。ピアノ自体を習わなくなっても、違った形で音楽を続けたり、楽しみ続けやすいのではないか?ということを感じます。
 なぜなら、20年ほど前に教えていた子どもたちは、今では結婚して家庭を持つようになりましたが、当時の保護者からバッタリ会ったときに、「ピアノをやめてからでも、バンドを友達と組んだりして楽しんでましたよ。」などという報告を受けることがありました。
 何よりも、うれしいコメントで今でも鮮明に覚えています。

 昔に教えていた子どもたちの成長が嬉しいように、Aちゃんとの思い出もまだまだ続きそうで、本当に楽しみです。私自身、日々変化してゆきたいですね。

 








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